「不良、ヤンキー…素行の悪い生徒を次々と制裁し、遂には天神学園最大の悪とされる龍太郎一味に、独自の『正義』で手を下すか…」
手にしたデッキブラシを構えるユーリーに、誠一郎は無言のまま向き直る。
朝の冷たい風が吹き抜ける渡り廊下。
その風に。
「……」
普段前髪に隠れている誠一郎の双眸が露わになる。
感情を宿さない、虚無を湛えた瞳。
その瞳が僅かに細まって見えたのは気のせいか。
「辻神 誠一郎、ついに尻尾を摑む事は叶わなかったが、お前の行動は生徒会が逐一監視していた。そしてこの案件、年を跨がせる訳にはいかない」
ユーリーはデッキブラシを構える。
「悪いがこのユーリー・カルサヴィナの独断で、お前は『指導』させてもらう」
手にしたデッキブラシを構えるユーリーに、誠一郎は無言のまま向き直る。
朝の冷たい風が吹き抜ける渡り廊下。
その風に。
「……」
普段前髪に隠れている誠一郎の双眸が露わになる。
感情を宿さない、虚無を湛えた瞳。
その瞳が僅かに細まって見えたのは気のせいか。
「辻神 誠一郎、ついに尻尾を摑む事は叶わなかったが、お前の行動は生徒会が逐一監視していた。そしてこの案件、年を跨がせる訳にはいかない」
ユーリーはデッキブラシを構える。
「悪いがこのユーリー・カルサヴィナの独断で、お前は『指導』させてもらう」


