龍太郎一味のご無体な学園生活

進むカウント。

無表情のままの翡翠。

客席から龍太郎コールが巻き起こるものの、肝心の彼は大の字になったままピクリともしない。

最早これまでか…。

目を閉じた寒緋が、カウント8を告げようとした瞬間。

「左手…」

ダウンしたままの龍太郎から声が聞こえた。

「左手…まだ完全に癒えてないんだな…」

同時に倒れたまま、翡翠に視線を向ける龍太郎。

「じゃねぇと…剣技・群青を食らって…俺がこんな無駄口叩ける筈がねぇ…斬り込みが浅かったのは去年の後遺症のせいか」