龍太郎一味のご無体な学園生活

まさしく昨年の決勝の焼き直し。

龍太郎が血に染まってダウンする所まで。

「……」

無念さを噛み締めるように一度目を閉じた後。

「1!…2!…」

寒緋はカウントを取り始める。

心情的には龍太郎に贔屓したい所だが、今の彼女は教師でも佐倉の眷属でもなく、公明正大な審判。

寒緋は初めて、タイマントーナメントの審判を引き受けた事を後悔していた。