龍太郎一味のご無体な学園生活

「焦んなよ、旦那」

距離を置いた龍太郎が呼吸を整える。

そして。

「っ!」

活歩で一気に間合いを詰めて左右の拳の連打!

翡翠はこれを二刀で受ける。

攻守逆転。

今度は翡翠が守りに徹する形だった。

確かに激しい、そして重い拳。

昨年よりも一撃一撃の質が高まっている。

修行の成果は出ているようだ。

だが失望もしていた。

数撃ちゃ当たるなどという戦法とは愚の骨頂。

このようなもの、体力が尽きれば隙が生ずるに…。

「む…?」

考えかけて、翡翠は異変に気付く。