神さえも恐れる邪眼で隙を見せてしまったラロ。

そこへ飛来するは番の鶯。

一刀の動きを、もう一刀が真似てそれを追いかける!

「剣技・二刀流外伝…」

黄昏の斬撃を模倣するように、同じ刀傷にもう一つの斬撃が重ねられる!

「追走の鶯(ついそうのうぐいす)」

黄昏、川蝉の順に刻み込まれた胸板への斬撃。

やや遅れて噴き出す鮮血に。

「ぐ…あんた…本物の閻魔かよ…!」

豪腕の神は、清々しいまでの敗北を受け入れてゆっくりと崩れ落ちていく…。