龍太郎一味のご無体な学園生活

壮絶なまでのダウンだった。

顎を打ち抜かれ、脳震盪は免れまい。

膝に両手を置き、前屈みで呼吸を整える拓斗。

寒緋がカウントを取り始める。

(立つな…立つな…立たないで…)

進むカウントを聞きながら、拓斗は祈るような気持ちで龍太郎を見る。

ピクリとも動かない龍太郎。

だが、カウント5辺りから。

「っっっっ…」

龍太郎の上体が持ち上がり始める。

カウント7で片膝立ちになり。

カウント9で。

「う、嘘でしょ…」

拓斗は愕然とした。

ガクガクと震えながらも、龍太郎は立ち上がった。