そんな鷹雅を。

「河童君っ」

うるんっ、と涙目で見つめる遊里。

(うっ、可愛いっ、いつもニコニコ無駄に笑っている小猿の癖に、泣き顔は凶悪に可愛いじゃねぇかっ、くそっ、これが俗世で言う『ぎゃっぷ萌え』って奴か、この野郎、あの手この手で誘惑してきやがんな小猿が、この変幻自在の萌え使いがっ)

萌えを語る大妖怪。

が、まぁ小猿である。

ハイテンションメガマックスである。

可愛く甘えるなんてオチだけで済む筈がなく。