そんな中。

「とてもいい気分です、ハイ。世界の頂点に立った気分です、ハイ」

久々の登場、英語教師の鈴木さんである。

「世界の頂点といえばサタデーナイトフィーバー!ハイッ!」

誰も見ていないのにポーズを決める。

無論ノーリアクションだ。

誰も見てないし。

それでもご満悦のまま。

「ハイッ、ハイッ、ハイッ」

艶かしい軟体ボディを駆使して、喜屋武家の長い廊下をムーンウォークで進んでいく鈴木さん。

花音が見たら、またトラウマになってしまいそうな光景である。