さて、そうこうしているうちに、時間は午前を回っていた。

幾らゴールデンウイークとはいえ、そろそろ寝なければ。

教師が深酒して翌日に影響を残すなど、あまり生徒達の前で見せられる姿ではない。

お初やアルベルトの指示で、それぞれの部屋へと戻っていく教師達。

とはいえ、気分よく酒がすすんだせいだろうか。

千鳥足の者も少なくない。

「ほら、銀…君は羽目を外し過ぎだ」

「にゃははぁ☆」

ウェスタに肩を貸してもらって、銀が廊下を歩く。

「うぷぅ…もう飲めらい…」

「ほらほら喜屋武さん、しっかりして…」

ヘベレケになった喜屋武も、アルベルトに背中を擦ってもらいながらよろめく。