「ん?」

「誠一郎?」

バルナが、アルベルトが首を傾げる。

「誠一郎ちゃんって、今年入学してきた1年生かい?」

「あの前髪の長い子だよねぇ」

「確か体育祭実行委員長の弟だという…」

お初、レヴィ、ウェスタの三人も呟く。

銀が何故彼の事を気にしているのかは、誰もわかっていないようだ。