喜屋武家での部屋の準備中。

遊里がポロッと龍娘のオメデタを口走ってしまった事で、大広間はその話題で持ちきりになる。

「男の子ならば『霸龍闘(ハルト)』、女の子なら『鬼龍(カイラン)』…ご両親も好みそうな名前でしょう」

楚々とした仕草で抹茶を口にしながら、バルナが呟く。

「龍虎は駄目なのかよっ!」

龍太郎が挙手するが、そんな安直なネーミングは却下です。