龍太郎一味のご無体な学園生活

何せこの人数だ、普通の部屋には入りきらない。

面々は一旦、大広間へと通される。

「皆さんそれぞれのお部屋を準備しますから、今しばらくはここで寛ぎながらお待ち下さいね」

喜屋武が説明する傍ら、女中達が抹茶と菓子を饗する。

「このお菓子美味しいですね」

背中におぶさった阿行にお菓子を取り分けながら、わたるんが言う。

「僕の家は洋菓子が多いですけど、和菓子もいいですね」

「でもお抹茶はちょっと苦いかなぁ…」

拓ちゃんと花音も言う。

「タタミというのか?これ…触り心地が気持ちいいな」

異世界出身のピピルは、畳敷きは初体験のようだ。