ハテナ?

首を傾げる遊里。

小夜は龍太郎一味の学生の中でも成績優秀な方だ。

「確かにテストが好きな生徒はいないでしょうけど…そんなに憂鬱に感じるほど小夜先輩の成績は悪くないでしょ?」

屋上で箱先生との食事を終え、たまたま学食に来ていた七星が会話に入ってくる。

『や、私の成績じゃなくてさ…』

はぁ…と小夜もう一度溜息。

『龍太郎君がね…』