昼休み、天神学園の学食。

『はぁ…』

小さな肩を更に縮こまらせて、小夜が溜息をつく。

「どうしたんどうしたん小夜先輩、元気ないねぇ?」

溜息とは無縁の女、遊里がお菓子をパクつきながら言う。

彼女は昼食までお菓子だ。

『え、あ、うん…』

苦笑いする小夜。

『もうすぐ中間テストじゃない?憂鬱だなぁと思ってさ…』