「ざけんな!」

傷をものともせず。

再び仕掛けていく龍太郎。

まだ背を向けたままのレッドに対し、右の振り打ちを…。

「!?」

だが気がつくと、斬られていた。

今度は背中に大きな刀傷。

為す術もなく、龍太郎は突っ伏すように倒れた。