お土産配布も終わり、天神学園は通常営業に戻る。

今日も爆発音に絶叫、乱闘騒ぎに阿鼻叫喚。

学園は至って平和だ。

そんな中。

「京極先生」

職員室。

高成が鞠子に声をかける。

「コーヒーを淹れて頂けませんか?キッカリ98℃、舌が痺れるほどのブラックを」

「は、はいっ」

絶対恭順のご主人様、高成の命令とあって、鞠子は慌てて立ち上がる。