「ちょっと申し訳なかったかねぇ…」

学園の西に東に奔走する龍娘を見ながら、トントンと腰を叩くお初さん。

「そうですねぇ…もう少しゆっくりさせてあげたいですよね」

鞠子も、ホゥ…と溜息をつく。

「いいんじゃないですか?我々は聖職者です。自分の事は犠牲にしてでも生徒達の為に尽くすのが我らの役目」

そんな事を言うのは高成だが、ドSな彼は龍娘やしまじろうを虐めたいだけらしい。

「まぁまぁ、そんなに彼女達を酷使するのは感心せんな」

呟くウェスタ。

「そうだぜぇ?たまにゃ息抜きさせねぇとさぁ」

息抜きばかりの銀が言う。