やがて、チャイムが鳴る。

ワラワラと席を立つ生徒達。

そんな中。

「リグニア」

ポンと肩を叩かれ、リグニアは飛び上がるような思いだった。

気付くと、背後には銀が立っていた。

「『アレ』にはあんまり関わるな…お前達生徒には荷が重い」