龍太郎一味のご無体な学園生活

いつものようにまくし立てていた遊里は。

「っっっ…!」

一瞬だけ、長い前髪の隙間から見えた誠一郎の瞳と視線が交錯する。

途端に。

「~~~~っっ…」

慌てて後ずさり、龍太郎達の元に戻ってくる遊里。

いつも元気のいい彼女にしては珍しく、どこか怯えた風でもある。

「…どうしたの?遊里ちゃん」

様子のおかしい遊里に、七星が問いかける。

「……」

遊里は見たのだ、誠一郎の普段見えない瞳を。

…まるで屍の瞳だ。

何もかもに無関心で、何もかもに興味を持たず、何もかもを傍観し、何もかもを見捨て、見過ごす…生気に満ち溢れた遊里からは恐怖を感じ取れるような、虚無の塊のような瞳だった…。