誠一郎の件を窘めた所で、出席は続く。

「次、ラロ・ミョルニル」

「ういっす」

小柄で細っこい少年が挙手した。

髪は癖が強く明るい茶色、稲妻を模したペンダントをつけている。

名前からして外国人だろうか?

北欧系の雰囲気もあるが…。