「他の連中も覚えておけ」

龍娘がクラスの生徒達全員に言う。

「辻神の兄がああだこうだと、そんなくだらん事でコイツの価値を決めるな。ここにいるのは『辻神 誠一郎』という別の生徒だ。色眼鏡でコイツを見るんじゃないぞ、いいな?」