「そんな事よりアリーシェ」

ルートは冷めた視線を彼女に向け。

「今日の昼飯、どっちがいい?天神学園の学食と購買」

今度はアリーシェに二択を突きつける。

が、姉的立場の彼女は既に慣れっこのようで。

「どっちもパス、お昼ご飯は『brown』に決まってるでしょ」

アリーシェはサラリと二択をスルーし、もう一度ピコハンでルートの頭を小突いた。