夜、天神学生寮。

その一室。

「あ、もしもし?夜分遅くにすみません、神楽です」

七星が彼氏に電話をかける。

「え?声が反響していますか?ふふっ…実はお風呂から電話しているんです」

バスタブに張った湯にナイスバディを浸けたまま、七星は悪戯っぽく笑う。

「想像しちゃいますか?先生はエッチですもんね」

と、そんな戯れな会話を交わした後。

「実は折り入ってご相談がありまして…ええ、今日の昼間の入学式の事です…生徒会としては、問題児揃いの今年の新入生達を警戒していまして…」