「ち、ちょっとお礼足りなかったですかね…」

「も、もういいよっ、十分だってば秋帆君っ、だからっ…んっ!」

歯がぶつかるほどの勢いの二度目のチュー。

しばし雛菊は秋帆に翻弄され、卒業前に学園生活三年分の嬉し恥ずかしを味わわされる事になるのだった。