「ええいっ、面倒だ!」

バンッ!と机を叩く龍娘。

「ではこうしよう!胡麻団子の餡の代わりにチョコを入れて揚げてやる!そうすれば何かこう、その、アレだ、バレンタインぽくなってよかろう?どうだ、んん?」

龍娘の提案に。

「…………」

しまじろう、無言のまま満面の笑み。

どうやら交渉は成立したらしい。

「全く」

溜息をつく龍娘。

「クソ面倒臭い男だ」