花火は残念ながら見れなかったけど、その瞬間にみーくんが隣にいたことが何よりも嬉しかった。








賽銭箱に小銭を入れ、手を合わせた。



みーくんに何を願った?って聞かれたけど、



"言ったら叶わないんだよ"って言ってはぐらかした。



本当は、恥ずかしくって言いたくなかっただけなんだ。







――"これから先もずっと、2人で新年を迎えられますように"。