私は大学に通い始めた。


最初のころは

アンリ君と一緒に

よく行動をしていたけど

学部の違いもあって

次第に会わなくなっていった。


大学で見かけたら

たまにお茶したり

お昼を学食でってことは

あったけれど、

前ほど一緒ということが

なくなった。


私は大学に慣れたころ

ちょっとしたことから

バイトを始めた。

たまたま通りがかった

プリザーブドフラワーのお店。


特殊な液で加工された花は

色とりどりでとても綺麗で

プリザーブドフラワーならではの

ラメパウダーが振りかけてあったり

スワロフスキーのクリスタルで

飾られていたり・・・

その美しさに魅了された私は

バイト募集の紙を見て

すぐに申し込んだ。


店長はめずらしく

男性だった。

店長が1人で

開店したばかりのお店だった。


とてもやさしい店長で

私もすぐになじむことができた。


私の生活はどんどん

変化していった。


変化しなかったのは

瑞城先生への想いだけ・・・


瑞城先生は

どういうつもりで3年と

言ったのだろう・・・




すべては3年後・・・