それから毎日

安里君が

現れるようになった。


安里君は

とてもいい人だ。

外見も悪くないし

頭もいい。

クラスでも人気は

あるほうだと思う。



そして私はつい

比べてしまう・・・。



私の前に座る安里君の

姿や声をしぐさを・・・。



あのきれいな

瑞城先生と・・・。



そして窓の外を見て

あの姿を探す・・・。



私は瑞城先生を

忘れることができるのだろうか。



時がたてば

この気持ちは消えてなくなるだろうか。