私は2年生になった。


新入部員はいなかった。


体育祭の時期になって

またクラブ活動自粛

になった。


また会える回数が

週1回になった。


私は瑞城先生と

同じ空間で一緒に

過ごせるだけで幸せだった。



そして先生の期待に

答えたいと必死だった。



もちろん誰のためでもない

自分のための勉強だけど

少しでも先生の記憶に残る

生徒になりたかった。



そして体育祭当日。



その日も

瑞城先生の姿はなかった。