その後

瑞城先生は

今後のクラブ活動で

何をすることが可能で

私が何を望むのかを

聞いてくれた。


取れる資格も

ひとつずつ

丁寧に説明してくれて

親身になって

相談に乗ってくれた。


そこにはいつもの

怖いオーラは

なくなっていた。


私も純粋に

応援してくれる

先生の期待に

答えたいと

思うようになっていた。


そして私は

国家資格でもある

システムアドミニストレータ

通称シスアドと

呼ばれる資格の初級を

取得するように

目標に立てた。



試験を3年生に

なってすぐの

春に受験するように

計画を立て

クラブ活動に

打ち込むこととなった。



合格率は28%前後だと

瑞城先生に言われた。



私はがんばりますとしか

言えなかった。



瑞城先生は

一緒にがんばろうって

言ってくれた。



先生のまっすぐな瞳に

先生の力強い言葉に

なぜか涙が出そうになった。