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安里 匡 視点
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「・・僕が・・・
酔いつぶれた
彼女を家に送って・・
抱いたんだ。
酔って僕か兄かも
わからなくなっていた
彼女を・・・
兄になりきって・・・。
あとには
罪悪感しか残らなかった。
そしてその罪悪感に
耐え切れなくなって
翌日の夜には
兄にすべてを話して
謝った。
兄は・・・
『月冴も酔って
いたんだ。』
と言ってくれた。
僕は兄に願った。
彼女を悲しませないで欲しいと。
兄さんにしか・・・
彼女を幸せにすることは
できないと・・・。
兄は何も言わなかった。
けど少しして
兄は彼女と付き合い始めた。
もちろん
あのことは
兄本人だったと
いうことになっていた。
それから
僕たちは3人で
会うことがなくなった。
そして数年経った
ある日
兄が僕を訪ねてきて
言ったんだ。
『本当にこれで
いいのか?』
と・・・。
僕はいいと言った。
そして数ヶ月後。
兄たちは結婚した。
結婚式に出席して
僕はこれで
よかったんだと
自分に言い聞かせた。
僕のしたことは
この日の為だったん
じゃないかと思いすらした。
けど・・・」
ゆっくりと
あきらかになっていく
瑞城先生と芹沢さんの過去。
僕は真剣に
芹沢さんの話しを聞き続けた。
安里 匡 視点
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「・・僕が・・・
酔いつぶれた
彼女を家に送って・・
抱いたんだ。
酔って僕か兄かも
わからなくなっていた
彼女を・・・
兄になりきって・・・。
あとには
罪悪感しか残らなかった。
そしてその罪悪感に
耐え切れなくなって
翌日の夜には
兄にすべてを話して
謝った。
兄は・・・
『月冴も酔って
いたんだ。』
と言ってくれた。
僕は兄に願った。
彼女を悲しませないで欲しいと。
兄さんにしか・・・
彼女を幸せにすることは
できないと・・・。
兄は何も言わなかった。
けど少しして
兄は彼女と付き合い始めた。
もちろん
あのことは
兄本人だったと
いうことになっていた。
それから
僕たちは3人で
会うことがなくなった。
そして数年経った
ある日
兄が僕を訪ねてきて
言ったんだ。
『本当にこれで
いいのか?』
と・・・。
僕はいいと言った。
そして数ヶ月後。
兄たちは結婚した。
結婚式に出席して
僕はこれで
よかったんだと
自分に言い聞かせた。
僕のしたことは
この日の為だったん
じゃないかと思いすらした。
けど・・・」
ゆっくりと
あきらかになっていく
瑞城先生と芹沢さんの過去。
僕は真剣に
芹沢さんの話しを聞き続けた。

