パキッ―――。



「え?!」



小さな枝が

折れたような

音が後ろからして

振り返った。



けど、誰もいなかった。



気のせいかな?



大分あたりも

暗くなってきていて

外灯がともされていた。



そろそろ帰らなきゃ。




「また、きますね。」



そう言って

私はその場を後にした。