「おい、名前。」




「あっ、私は遠山咲里です。
えっと、クラスは1年1組でふ。」



おぉっと、どうでもいいとこで噛んでしまった…



「ふぅーん、遠山咲里ね。
俺は桜庭晴斗だ。」



桜庭晴斗ね。



うん。知らない(笑)



その前に私が噛んだ事にはツッコミはなしですか?



結構恥ずかしいんですけど……




つっこんで欲しかった……



まぁ、この人の事は後で紗愛に聞いてみようっと。




で、この人私に何の用?



もしかして名前聞くためだけに私は睡眠を邪魔されたのかっ⁈



勘弁して下さいよー。




用済んだら早くどっか行ってください。



「なぁ、俺の事覚えてない?」




「えっ?何急に?」




こんなイケメン知りません。




「いや、覚えてないなら別にいい…」




「そうですか…」



いいなら聞かないで。




「あのう、用がないなら早くどっか行ってください。私はこれから寝るので。」