「この鐘を鳴らせばいいのねっ!!」 イチコは鐘を思いっきり鳴らしました。 ゴーン――― ゴーン――― すると、ぐらぐら壊れていたのが 止まって、なおっていきました。 そして明るくなってきました。 「はぁ~よかった…間に合ったのね」 イチコはほっと胸をなでおろしました。 「イチコ…ありがとな。国民たちは無事だ」