イチコはドアを開けると、 小屋の中に入っていきました。 「…誰かいますか?」 返事はありませんでした。 でも、スース―と音がします。 誰かが寝ているのです。 イチコはいたずら心が芽生え 近くにあった赤いペンを 手に取りました。