超絶セレブ男子にご用心!





「でも僕はサクラのこと
婚約者って認めてないんだ…」



アギトくんは真剣な眼差しでこちらを見つめる。



「…今から僕が言うこと、
信じてもらえるか分からないけど、
聞いてくれるかな?」



(なんだろう…
いつにも増して男らしくて真剣なオーラ…)



「はい…聞きます」



「ありがとう。
君ならそう言ってくれると思った…」



絵に描いたような笑顔で、こちらに微笑みかける。



ドクンドクンドクンドクン…



胸が勝手に早く鳴る。