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そして私が色々街案内をして、
気がつけば3時間も経っていた。
………そして、最初の状態に至るのです。
「ひ、一目惚れって…」
「君の見た目や雰囲気…性格……
すべてがピンときたんだ」
「ピンときたって…」
一体どこに……?
「ああ。今まで会ってきた女性は、
みんな僕を御曹司というだけで近づいて来た」
綺麗な青空のような瞳が私を見つめる。
「けれど君は違う……今日会ったばかりだけど、
一目見て感じたんだ。この女性だと…」
トクントクントクントクントクン
お母さん………お父さん…………………
これは……本当に現実なのでしょうか…

