「わ〜〜…」 手の中には、先ほど貰ったふわクマくん。 ふわクマくんシリーズはほとんど集めてたけど、このキーホルダーは見たことがない! 「キーホルダーだけで良かったの?」 「はい。私はこれで十分です!」 というか、十分過ぎるくらいだし! 「ふーん…」 春日井アギトは、そっと目を緩めた。 そしてこちらをじーっと見つめる。 「…な、なんですか?」 「んーん。なにも」 嬉しそうに見てくるので なんだかこっちが照れてしまう。