どういうこと…? だって…千紘は美柚さんが……好きで。 だからわたしとつき合っても すごく冷たくて。 可愛い女の子ばっかり、遊んでて。 わたしは所詮、美柚さんの代わりで。 松下くんと別れてから、わたしは ひとりで公園のベンチに座ってる。 いくら考えても、答えが見つからない。 「…んでわたしがこんなに悩まなくちゃいけないのよ。」 全部全部、千紘のせいなんだから。 「何に悩んでんだよ。」 わたしの後ろで荒い息をした人の声が聞こえた。