史上最悪最低男


『千…紘くん……?

どうしたの…いきなり……』


顔をまっかにして僕を見る美柚。


『オレのこと、好き?』

『えっっ!?!?』

『好き?』


美柚は落ちつかない様子で僕をのけようとした。


『歳はあんたが7歳上でもさ、

力的にはオレが上なんだよ?』


僕の下にいる美柚は

とても幼く見えた。


『千紘くんは……わたしのことが


好…きなの?』


ドクンッ…