それからまもなくだったまり子はあっけなくこの世を去った


産後の日だちが悪かったらしく



衰弱し この世を去った



幸夫にも紀子にも訳がわからないと言う感じだった



急に親友を失って落胆していた



お通夜がしめやかに行われた



紀子は真っ赤に泣き張らした目で幸夫のそばにいた



こんな事になるなんて



なんか心の中にぽっかりと穴が空いたみたいで



紀子は食欲がないみたいで急激に痩せていった



幸夫は随分心配をしたただ幸夫も気持ちの整理がつかない感じだった



お葬式が済み納骨が済んだ



まり子が死んだと言う事が実感できずにいた



まだ柱の影から急に笑いながら出てくる様な感じだった



いないんだねもう彼女は



うん いないんだ



でも優人の中にまり子は生き続けるよ



この子を誰よりも大切に育てたい