そこまで言って、 瑠璃はすすり泣いた。 瑠璃の背中をさする。 …思い出した。 栞が不思議そうな 顔をしている。 瑠璃は話せそうにない。 私が、説明した。 そもそも瑠璃が こうなった理由。 それは、友達だと思った人が 離れていったから。 説明して、栞は わかったようだった。 「友情って、難しいね。 どうやって、 お互いの気持ちを わかりあえばいいのかな。」 栞が言った。