「とりあえず、服着よう?」 「あ、そっか」 2度目。 今度は事情が 違うみたいだけど… 栞は意味をつかんだみたい。 …返事がない。 「瑠璃!?」 「着てくるよーっ!」 「…黙って通って行かれても 見えないんだから わかんないよっ!」 と、叫んでみた。 「ごめーーんっ!」 「ふふっ。面白いね」 私も栞も笑ってしまった。