私に、できること【長編/未完】




正直、私は
今の状況にびっくりしてる。
でも…栞は、
…手と声は震えているけど、
なんとか飲み込めている
みたい。

…すごいなあ。



「…栞ちゃん、だよね?
…びっくりしないの?」

「…怖くて、体が震えてる。
でも、大丈夫。」



「私と違って、
強いね、栞ちゃんは…。

私は… みての通りだよ…。
わかるでしょ?
服も着てない。
このまま、消えて…」

瑠璃は、
泣いているようだった。