「だれでもいいから。 私に 生きる意味を ちょうだい。 みんながうらやましい。 きっとみんなは… 友達がいて楽しい。 部活を生きがいにしている。 わからないことを みんなに聞いてもらえる。 リレーの選手を決めるとき きっと選ばれる。 そんな、生きる意味を もってる。 私には… なにもない。」 息を吸って。 ためらいながら、 なんとか言えた。 でも…まだ 言いたいことがある。 …泣きそう。 「…うらやましかったの! 友海と瑠璃が…! もう… 逃げ道は ないんだよおっ!!」