隣のクラスとか…
とっても世界狭いし。
「あとで体育あるでしょ?
隣のクラスと合同だし直人くん見せるね!!」
真由子はそわそわしながら廊下へ出ていった。
彼氏か…私にはまだまだ縁がない。
出来たら欲しいけど、出会いないし。
「もーもっ。おはよう」
ぽんっと肩を叩いたのは美月。
今日もポニーテールが決まっててかっこいい。
「美月!!おはよう」
「真由子幸せそうだよねー!
直人くんだっけ?あいつすごい人気らしいじゃん…
確かにモテそうな顔してるけど、真由子さすがだね〜」
あまり興味がなさそうな話題なのに、意外と美月も見てるのかもと思ってしまった。
