そんな私の手を彼はそっと掴むと、私に片目を軽く閉じる。 "いいから、いいから。ちょっと黙ってて" そう言われた気がした。 「もうね、遊びで女の子達とつるむのはやめたんだって。前に説明しただろ? 今は、真梨恵一筋なんだって。彼女を悪く言うと、許さないよ?」 えー?!どういう意味よ?! 彼以外の女子は私も含めて皆、唖然としている。 当の本人は変わらずニコニコ。 「今からさ、ダチに彼女を紹介しに行くから。道を空けてくれない?」 目を白黒させる私の手を引いて彼は歩き出した。