後期授業も始まり、いつものように部活がある日のことだった。

3時間、体育館でみっちり練習した後、バドミントン部は決まってトークタイム。

それも、体育館が閉まるから、薄暗い外で話すのだ。


この雑談があるからこそ、みんなすぐに仲良くなれるのかもしれない。






『お疲れさまで〜す。』


そう言って、何人かは早めに帰って行った。

アッキーはと言うと、この日はたまたまバイトが入ってしまったらしく、部活を途中で抜けて、もうとっくに帰っていた。


結局最後まで残ったのは、奈保、マナ、翔太先輩、紗里奈先輩。

翔太先輩は紗里奈先輩と同じ学年の先輩。



4人で話してるのに、なんだか微妙な雰囲気




『どうしよう…聞こうかなぁ?……え〜どうしよう』


イキナリそう言いだした紗里奈先輩。




なんか言われる…。


そう思った。


意を決したようにマナを見てくる紗里奈先輩。















『ベイビーはアッキーのこと好き?』