コイ×アイ





どうしよ顔が見れない

何されるんだろ


「ど...どいてよ...」


恐怖心を必死にこらえて必死に
振り絞った一言


顔を上げることができないまま
またしばらくの沈黙




その沈黙を破ったのは
相川君のほうだった




「俺、まだお前のこと好きだ」



いきなりの告白

まただ...


驚きと戸惑いで思わず
顔を上げてしまった

近くにある相川君の顔


すごい真剣な顔
嘘じゃないんだ...



「そ、そんなこと言われたって困る...
 あたしは湊が好きなの」

またうつむいて答えることしかできない


「じゃあさ...」

「え...?」



!?


だ、抱きしめられてる!?

相川君の腕の中にすっぽり埋まるあたし




「やだ!ちょっと!...離して!」



いくら暴れたって緩む気配のない腕



「これで諦める、諦めるから
 1分でいい。」


相川くんの声が震えてた





なんでかな



この言葉を聞いて、あたしは動けなかった。



これも同情?