でもすぐ驚いた表情から
冷静ないつもの顔に戻る
あのとき以来しゃべってなかった
目が合うのも久しぶり。
合わせないようにしてた
お互いに触れないようにしてた
相川くんに
彼女ができたっていう噂もあったし
「おはよう、柳川さん」
「お...おはよう」
ドアの近くの自分の席につく相川君
しばらくの沈黙
どうしよう気まずい...
トイレ行くふりして教室出よう...
座っていた椅子を後ろに引いて
足早に教室を出て行こうとしたとき
さっきまで座ってたはずの相川君が
あたしの目の前にいる
ドアを遮るように立たれて
身動きが取れない
